先日、川口市にて遺言書セミナーの講師を行ってきました。

 (有)エムズ・テクニカル・サービス様の主催で、地元川口市領家にお住まいの方々に参加して頂きました。

 エムズ・テクニカル・サービス様は、平成15年から主に業務用厨房設備機器の搬入、設置、空調設備工事、家電製品販売のほか、不動産売買、管理など幅広い事業を展開されている会社です。

 アトム電器という電気店も経営しており、家電、水回り、照明設置、修理、販売なども行っています。

 地元に開かれた会社を目指していらっしゃるということで、自社で色々な企画をされています。

 その企画の一つで、今回、遺言書セミナーで講師としてお招きいただきました。

 セミナーでは、自分の思いが実現できるための遺言書の作り方として、準備する書類、押さえておくべきポイント、遺言書を残した方がよい場合などについて、約90分間、説明させて頂きました。

 例えば、自分が遺産を残したい人が自分より先に亡くなってしまった場合の対策、遺言執行者にふさわしい人は?など、具体的な案文を見ながら説明しました。

  「自分にはそれほど財産がない」、「家族円満だから揉めないだろう」など遺言書は不要と思われている方も多いですが、以下のような点が一つでも当てはまる方は、遺産分割協議の成立が難しいケースと思われます。

 是非一度、書籍や、セミナー参加、専門家などを使って、遺言書について調べてみてはいかがでしょうか。

<遺産分割の成立が困難となるケース。遺言書の作成をお勧めします。>

 1 相続人の中に

  ・行方不明者がいる ・認知症等の者がいる ・未成年がいる ・海外在住者がいる ・仲が良くない

 2 遺言を作成する方が

  ・前婚と再婚後の両方で子を儲けた ・前婚でもうけた子と再婚相手がいる

 3 遺言作成者と相続人との関係が

  ・遺言作成者の事業に関して労務や、資金提供した相続人がいる 

  ・遺言作成者を療養看護した相続人がいる

  ・居宅、土地、生計の資本として資金などの贈与を受けた相続人がいる

 4 遺産の中に

  ・不動産が遺産の大半を占める

  ・評価しにくい物(絵画、宝飾品等)がある

 

当事務所で遺言書作成のご相談を承ります。お気軽にご相談ください。